「”ハッピー”という価値を届ける」こと。
技術に生き続けてきたファウンダーが語る
FIVE創業までの想いとこれから。
急成長を続けるCTOの理念とは。
  • Co-founder, CTO 小西 祐介
「”ハッピー”という価値を届ける」こと。
技術に生き続けてきたファウンダーが語る
FIVE創業までの想いとこれから。
急成長を続けるCTOの理念とは。
  • Co-founder, CTO 小西 祐介
ファイブ株式会社の共同創業者でありCTOを務める小西祐介のインタビュー。技術力がものを言うインターネット業界の中でも圧倒的な成長を続けるFIVE社のCTOは日々なにを想っているのか。自身のバックグラウンド、そして開発の視点から観る今のFIVE社の姿までを赤裸々に語ってもらいました。
小西 祐介

小西 祐介

Co-founder, CTO

東京大学大学院修士課程にてコンピューターサイエンスを修了後、2009年に Google Japan に入社。Google Play、Android、Google ショッピングのエンジニアリング、製品開発を担当。2014 年にFIVE を設立。ICPC や TopCoder Open など、国内外のプログラミングコンテストで多数入賞。IPSJ Science Research Award for Young Scientists 受賞。

本日はよろしくお願いいたします!一番最初が唐突で失礼な質問で申し訳ないんですけど、小西さんは今おいくつでいらっしゃいますか?


小西
小西

えーっと、いくつだっけな…(笑)。確か…33歳か34歳か…くらいです…。もうすぐ34歳になるのかな、たぶん…(笑)。

やりたい事というよりかは、周りに求められている事を推し進めていこうと

 ありがとうございます(笑)。33歳という事で進めさせていただきますね!(笑)。小西さんは現在FIVE社でCTOを務められています。今回のインタビューでは日々の開発業務面のお話しメインではなく、共同創業者として「FIVE社の中でどのような想いを持って日々過ごされているのか」を紐解いていければと考えています。
まずはバックグラウンドから色々聞かせてください。学生時代はどのような勉強をされていたのでしょうか?


小西
小西

コンピューターサイエンスですね。もう、僕はプログラムオタクなんで(笑)。プログラミング自体は中学3年生から高校1年生の頃に始めました。年齢でいうと15歳くらいからです。


 なるほど、早い時期からプログラムに携わっていたんですね。学生時代から「将来は起業したい」という思いはあったのでしょうか?


小西
小西

そうですね。同期が起業した会社の手伝いやスタートアップ企業でのアルバイトなどを通して「いつか自分でもやってみたいな」という気持ちはありました。僕の祖父も昔工場を経営していたり、高校の友達も起業家だったり、自然と経営者が周りにいる環境ではありましたね。


 菅野さん(注:菅野圭介・ファイブ株式会社 代表取締役CEO)とはどこで知り合ったんですか?


小西
小西

Googleの時です。菅野さんが日本法人の新卒一期生で僕は二期生になります。菅野さんはビジネス職でしたし、エンジニア職だった僕とは職種も部署も全然違うんですけど、まだまだ日本法人の規模自体がそのまで大きくはない時代でしたので、業務で関わらなくともなんとなく知っているような距離感だったんです。


 なるほど、小西さんがGoogleに入社しようと思われた経緯はどのようなものだったのでしょうか?


小西
小西

新卒の応募をしたきっかけ自体はすごく単純なものでした。当時の就職活動期に友達から夜にチャットが飛んできたんです。「コニタンコニタン、Google締め切り今日だぜ?」みたいな感じで(笑)。それでなんとなくですが、とりあえず応募を出してみたんですよね(笑)。

そもそも僕はエンジニアでコンピューターの人間だったので「モノを創りたいなぁ」という想いがあり、研究職に行くか、プログラムがバリバリ書けるところに行くか で色々考えていて。もしGoogleに入る事ができれば”モノ創りがしたい”という想いは叶えられるのかな ってその時に思ったんです。応募をしたきっかけ自体は単純ではあったのですが、結果的に入社をしてすごく良かったですね。仕事内容が面白いと言うのも勿論大切なんですけど、それ以上に一緒にいる人たちが面白い人達ばっかりで。一緒に働く仲間というよりかは友達って感じでした。

基本的にみんなコンピューターが好きなので、プログラミングの話とか、仕様の話とか、最近のトレンドの話とか、様々な論文についての話だとか。近い距離で談議が出来るような趣味嗜好の合う人達が沢山いたので充実していました。


 Google時代にはどのような開発をされていたんですか?


小西
小西

Googleは当時からも売上規模の大半を広告ビジネスが占めていたのですが、僕は広告以外のプロジェクトを主に担当していましたね。モバイル検索系のプロジェクト、音声認識やコマース周りのプラットフォーム、GooglePlay 検索の開発などです。一つを専門に開発していたという訳ではなく、多くのプロジェクトを渡り歩いたという感じですね。ただ、その中でも一貫していたのは全てモバイル関係のプロジェクトだったという部分でした。


 なにか、思い出深い経験などありましたか?


小西
小西

特に思い出深い経験ですと、GooglePlay検索の日本チームを立ち上げることになり、データ分析のため1ヶ月ほどアメリカ本社へ出向いた時のことです。効果の出そうなプロジェクトを複数、データを元に提案して、似たような事例が無いか聞き込みをしたり、現地のエンジニアと議論して、チームの分担範囲を決めて。。そこから生み出したいくつかのプロジェクトが成功して人も増えましたし、出世にも繋げることができましたし、”モノを創りたい”という元々あった気持ちを持って自分自身で何か新しいプロジェクトを考えて結果を出せたという部分が、とても思い出深く記憶に残っています。

プロジェクト自体はまだ続いていて、その頃からチームも良い感じにまとまって来たので、僕としては自分自身の次のレベルを目指したいと考えるようになりました。


なるほど、そこからファイブ立ち上げに推移していくって感じだったんですね。


小西
小西

そうですね。菅野さんとは在籍中から「なんかやりたいね」って話はしていたんです。「自分たちがどのあたりだったらスタートしてうまく回していけるのか」って話もしていて。菅野さんがずっと広告に携わっていたこともあり、業界の中だったら動画広告に良い波が来ているという部分に着目をしました。でも、ただCMで流れている動画をスマートフォンに配信しても価値の最大化には繋がらないので、ユーザーに対してどんな価値提供できるのかは考えましたね。スマホを触っている人は長い動画をあまり観たりはしないから、5秒ほどのワンメッセージで伝える方が良いんじゃないかってなって。やりたい事というよりかは、周りに求められている事を推し進めていこうと。

目の前の事に真剣に取り組む。そして自由に発言ができる環境がある。だからこそ理想を目指せる

 時代と共に静止画だったものが動画に移り変わってきて、その他にもインフィード広告のような様々な形態の広告が出てきていると思うんですけど、その当時に動画広告が伸びると思われたのは何故でしょうか?


小西
小西

基本的に新しいことを生み出して、生み出したものが取引先の方、メディアの方、ユーザーに対して「ハッピー」という価値を届けることが出来るのであればそれがビジネスになります。本当にそれだけですね。そもそも大きな動画というマーケットチャンスがあることは分かっていて、周りの人達がチャレンジをしているけれども失敗しているのも見てきました。

そこで「動画のクリエイティブ自体を、動画そのものの姿を変える」というアプローチをしている企業があまりないなと気が付いたのが一番大きかったのかなって思います。そのような事もあり、一番最初に採用したのも中根さん(注:中根めぐ美・ファイブ株式会社 Creative Development Manager)と言うクリエイティブディレクターの方でした。


 私としてもアドテクノロジーのこれまでの歴史などを辿ってきましたが、クリエイティブにここまでこだわっている企業はなかなかないなぁという感覚です。クリエイティビティをもって差別化を図っていくことで勝負をしていくと決めたという感じでしょうか?


小西
小西

まぁ、そう言うとかっこいいですけど(笑)。動画広告元年ってずっと言われていて、なんか「毎年毎年元年だなぁ」って個人的には思っていて(笑)。配信枠だけあっても動画がないのでしぼんでしまいますし、動画素材があっても配信枠がないと意味がない。実際のところは両軸をやらないと「誰もハッピーにならないなぁ」と。本当にその想いだけですね。


 会社の設立当初はどちらで活動されていたんですか?


小西
小西

西麻布の小さなマンションの一室でしたね。菅野・松本(注:松本大介・ファイブ株式会社 Co-founder, VP of Engineering)・僕の三人で、みんなそれぞれの担当領域をゴリゴリと…(笑)。僕も開発をゴリゴリ(笑)。”とりあえず目の前のことをひたすらやる”。「お互いにそれぞれ得意なことやればいいんじゃない?」というスタンスでした。


 現在、FIVE社のエンジニアは何名ほどいらっしゃるんですか?


小西
小西

今は僕を含めて11名です。データ分析/配信周りと、管理画面などのオペレーション周りで担当領域が分かれている形ですね。あとは新規開発だとかSDKの改良だとか、そのようなセクション分けも最近されてきていますね。

ただ、完全に役割を分けているという訳ではありません。役割を分けてしまうと属人的な対応でしか回らなくなってしまうリスクもありますので。あとは、ベンチャーとして新しい経験・面白い経験を提供するのもFIVE社の役割なのかなって思っていて。なので「ここをやってください」と役割を予め定めるのではなく、「これ必要だから誰かやってー!」という雰囲気で日々開発していますね。


 小西さん自身、今後のファイブをどのように推進していきたいと考えていますか?


小西
小西

僕としては、今のプロダクトはまだまだ完成形だとは思っていません。なので「プロダクトをもっともっと良いものにしていく」というというのが当面の目標ですね。ユーザーに関連する広告を今以上にきっちりと返すことができるようにしたり、それによるクライアントとメディアへのパフォーマンスの向上を今以上に目指したいです。

あとは海外展開もしていきたいですね。日本だけでなく、海外という大きな可能性を視野に入れて、しっかりとデータを活用し、胸を張って進出できるようにしていきたいです。勿論、国内NO.1としての肩書きをしっかりとモノにしていく事も含めてですね。


 小西さんの思うファイブらしさとはどのようなところにあると思いますか?


小西
小西

「理想は理想で語りつつも、目の前の事を泥臭くやる」というところですね。事業やビジネスというものは、最初に言った事とは少しずつ変わっていくものだと思うんです。それは社員の人たちが外部から色々な情報を持ってきてくれたり、色々な知見を身に付けて新たな可能性を見出してくれるからなんです。積み重ねていくことで、チームとしての力もより強くなっていくので。

目の前の事に真剣に取り組む。そして自由に発言ができる環境がある。だからこそ理想を目指せるというのが特徴なのかなと。そこは大切にしていきたいですね。

みんながハッピーになるためにファイブという会社を上手く利用してもらいたい

 今後、どのような方と働いていきたいですか?


小西
小西

語弊を恐れずに言うと、僕としてはFIVE社を道具として扱ってくれて良いと思っているんです。社員の人達がそれを上手く利用してくれれば良いと考えています。「自分がこういうことをやりたい・こういう経験を積みたい」と思うことに対して使ってくれれば良いなぁと。会社の目指す先と、自分自身がハッピーになれる部分とが上手くマッチできるのであれば、是非ともFIVEに来ていただきたいと思っています。
「興味関心を持って楽しく真面目に働きたい!」という気持ちがあれば是非とも弊社へお声がけください。


なるほどですね!小西さんのお人柄がFIVE社の良い雰囲気を作り出しているのかなと、本日お話を聞いていて思いました。本日はありがとうございました!

life at FIVE

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